どのような本ですか?
瀬尾まいこさんらしい、様々な環境、家庭で育った方の感受性や人間味、生き方が描かれた作品です🌸
固定概念、偏見にとらわれずその人の背景に目を向けられてます。
心に響いたフレーズ
・人生に起こる幸せと、不幸の数ってだいたい同じ
→人生山あり谷あり。苦難があるからこそ、幸せ喜びがそのぶん大きいと改めて実感します。
・多くの経験をしたい。社会のことを知りたい。
→作中で様々な仕事を経験し、そこで働く人の現状や思いを知りたいというものでした。私自身、固定概念にとらわれず視野を広く、その人の背景を知りたいと思うのでとても共感しました。
・大事なものも未来もないから何でもできるよ
→悲しいフレーズでもありますが、失うものがないというのは何でもできる強さであり怖さでもあると思いました。
本について感じたこと*
教育や愛情を受けていないという子どもをなくしたい。瀬尾まいこさんが伝えたい想いなのかなと感じました🌱
今作の『私たちの世代は』は、コロナ禍で影響を受けた子どもたちがどのような大人になるのか、どのような影響を生涯受けているのかが描かれ時の流れを感じました😊
とても恐ろしく重々しい数年でしたが、それがあったからこその出逢い、今、と私自身を振り返ってもあるので
『人生で起こる幸せと不幸の数はだいたい同じ』
『ピンチはチャンス。苦難を乗り越えた者にこそ幸せが訪れる。』
『人生で起こることに不要なものはない。全て必然なこと。』
など、まさにその通りだなと実感させられました。
瀬尾まいこさんらしい、現実味のあるあたたかい作品です☺️🌸
自分の世界が全て正しいわけではなく、様々な人がいて、それぞれの世界で生きてきたこと、そんな人たちとお互いを認め合い生きていくこと。大切なことが読みやすく、世界に入りやすく描かれています。